52.僕は成長してるの?問題

育成年代サッカー指導において子供たちの感情を揺さぶりサッカーを主体的に行動・プレーする土台を作り、プレーする楽しさを存分に味わえるような環境を提供するサッカーコーチ谷田部です!

皆さんからはヤタさんと呼ばれています!

今回は「成長」についてです。

サッカーを始めた子たちはみるみるうちに上手くなります!あるとき練習しても上手くいかない時期が必ずきます。

そんな時は練習量が足りないからだと思えば練習します。イメージが足りないからだと思えばサッカーの試合を見てイメージを膨らませます。自主練もします。朝練もします。

でも、上手くいかない時ないですか?

保護者の皆さんもそんなお子様に「ちゃんと練習してるの?」「コーチの話聞いてるの?」「真剣にやってるの?」そんな風に言ってしまっていることはないですか?

これはお子さんも保護者の方も成長について誤ったイメージがあります。成長の曲線を上記の図の黒線が右ななめ上に伸びているイメージで考えているからです。練習したら上手くなるって思い込んでいると、またその思い込みが強すぎると上手くいかなくなったときに挫折してしまいます。

成長はずっと右肩上がりではないのです!

では上記の図の赤線かと言うとそうでもないのです!

これです!

水色の線のように成長曲線は進んでいくのです!一回上がると一定期間横ばいになるんですね!そこが上手くいかない時期なんです。図で言うと赤丸のところです。これをプラトーと言います。この期間は成長感を感じづらくなります。もっと言うと後退感さえも感じます。

ドラクエやったことありますか?レベル上げに苦労しませんでしたか?

でも頑張れちゃんうんですよね!?なぜなら街の教会で牧師に話しかけると「あなたはあと◯◯の経験値でレベルが上がります!」って教えてくれるから!レベルが上がってくると次のレベルに上がるまでもたくさんの経験値を得ないといけません。だからはぐれメタルとキングメタルを倒してと・・・脱線しました笑

何が言いたいかと言うと現実では、あとどのくらい経験値をためればレベルが上がるのかは分からないんです。プラトーの間にやめてしまってはもったいないのです!もしかすると明日レベルが上がるかもしれないですよ!

だからこそ成長曲線とプラトーの存在を理解しておくとストレスは減らせますよ。選手であればレベルアップを信じて今できることに取り組んでいくことができます。保護者の方は声かけが変わってくるはずです。レベルアップは先にあるのなら「今何ができるかな?」「レベルが上がったらどんなことができているかな?」「3年後この状況を思い返したときにどんな気持ちになるかな?」など視点を変えてしつもんするとより子供達の”わくわく”を引き出し行動しやすくなります!

51.安心感を築いていくには!

育成年代サッカー指導において子供たちの感情を揺さぶりサッカーを主体的に行動・プレーする土台を作り、プレーする楽しさを存分に味わえるような環境を提供するサッカーコーチ谷田部です!

皆さんからはヤタさんと呼ばれています!

今回は、安心感を築いていくためにはというテーマです。

初対面の人と話すときに緊張しますよね!?

僕はとても緊張します。僕の緊張が相手に伝わり相手はもっと緊張しているかもしれません。そんな時は警戒心が働きなかなか会話が弾みません。

そんなときに有効なのが、さり気なく相手のしぐさや静止しているときの手の位置、呼吸のスピードなどを鏡のように合わせていくことです。

「ミラーリング」と言います。相手と無意識化で繋がることに有効なので大袈裟であったり、わかりやすいものであると返って反感を買ってしまうかも笑

練習会場に子供達が元気にやってきます。みんな元気よく

「おはようございます!」

と挨拶してきます!そんな中一人の選手が体調が良くないのか

「おはようございます。。。」と暗そうな声で挨拶してきたとき

「おはよう!◯◯くん、元気ないな!?大丈夫か!?」

とコーチが肩をガシガシ叩きながら挨拶してきたらどうでしょうか?

結構うっとおしいと思いませんか?笑 そんなときは同じような声のトーン・リズム・テンポ・ボリュームに合わせてあげるちいいです!

「マッチング」と言います。話し方を合わせることでこれも無意識的に相手の話を聴いていますよ。ということが伝わります。

幼児や小学校低学年を指導していると練習途中でケンカが始まったりします。やられた方は泣いています。

「◯◯ちゃんが横入りしてきたから注意したら叩かれた!」とコーチに言いにきました。

「そうか!そうなんだ!じゃ注意しておくよ!」とコーチは言います!

その子供は練習に戻らずまたコーチに

「コーチ!〇〇ちゃんが横入りしてきたから注意したら叩かれた!」

コーチは

「分かったよ!」

もうお分かりですね!この後もこのやりとりが何回も続くことに・・・

最後には

「もう!うるさい!」

と怒られてしまうこともありますね!悲

なぜ!?何回も子供はコーチに言ってきたのでしょうか!?横入りしてきた子を叱って欲しかった!?問題を解決して欲しかった!?

いや違いますね!話を聴いて欲しかっただけなんです!

だからそんな時は

「〇〇ちゃんが横入りしてきたから叩かれちゃったんだね。痛かったね。」

おそらくそれだけで子供は練習に戻っていくでしょう!?痛かった自分の気持ちに共感してもらえると納得するんですね!

そこでまだ戻らなそうなら

「どうしたの?」

「どうしたい?」

その子の意思を聴いてどうしたいかを聴いてあげることで納得するのでないでしょうか!?これを「バックトラッキング」と言います。

「しっかり聴く」って簡単なようですが相手は意外にこの人話聴いてないなと思っているかもしれません。僕も日頃から気をつけていきます!

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44.サッカーってどんなスポーツ?

クラッキ サッカーって?

子供たちの感情を揺さぶり共に成長する育成年代サッカーコーチ谷田部です!

皆さんからはヤタさんと呼ばれています!

皆さんにしつもんです!

「サッカーを一言で言うとどんなスポーツですか?」

これは、正解がありません。100人いれば100通りの回答があります。

合っている、間違っているではなく、その回答を指導者の皆さんやお父さんお母さんは持ってお子様のプレーを見ていらっしゃいますか?

サッカーは「闘い!」です。

2チームあるのにボールが1つだからです。その時点でボールを奪い合う争いになりますね!その争いの中、変わり続ける状況の中で正しい判断をして相手ゴールを奪うとても難しいものなんです。

二度として同じ状況がないサッカーをしているので、ミスが起きることは仕方ないんです。ミスが起きないことはあり得ないんです。だからこそ昨日より今日できたこと、チャレンジしたことに目を向けて、できなかったことには「どうしたらもっとうまくできるのか」一緒に考えてあげることがミスを少なくし、さらにチャレンジする気持ちを持続させることができると思います。

指導者、ご父兄の皆さんもサッカーというスポーツをどのように捉えるかでお子様の頑張りや良いプレーがもっと目に飛び込んでくるはずです!

43.やっぱり○○○○は最強!

笑顔 クラッキ

子供たちの感情を揺さぶり共に成長する育成年代サッカーコーチ谷田部です!

皆さんからはヤタさんと呼ばれています!

脳科学者の茂木健一郎先生は言います。

「脳の80%は5歳ごろまでには基礎が完成してしまう。それまでに『ドーパミン・サイクル』を発達させることが重要」と指摘しています。

ドーパミンとは、脳内の神経伝達物質で嬉しいことや楽しいことがあると分泌されるので、脳内報酬とも呼ばれます。

ドーパミンが分泌されると人間は快感を得て気持ちよくなります。その経験を重ねると脳は快感を覚えます。

そして、脳が「あの気持ちいいことをもう一度やろう!」「楽しいことにまた挑戦しよう!」という指示を出します。そんなチャレンジ〜ドーパミン分泌〜気持ちよさ〜またチャレンジというサイクルが茂木先生の提唱しているドーパミンサイクルなのです。

何が言いたいか分かりますね!

脳の80%は0歳〜3歳、遅くとも5歳までには基礎が完成してしまう。それ以降は5歳までに培ったものをベースに生きていきます。

だからこそ早期の英才教育が必要なのです!とは言いませんよ笑

それよりも脳を生かすための土台作り、「うれしい!」「楽しい!」という経験をたくさん増やしてあげることなんです!その経験がドーパミンを分泌させドーパミン・サイクルが完成するのです。

脳がうれしい・楽しいと感じる経験から好奇心や探究心が培われて

「これは何かな?」

「どうしてこうなっているのかな?」

「どうしたら上手くいくかな?」

自分から行動する基礎ができあがっていくのです。

やっぱり「楽しい!」って最強なんですね!

41.それ前に言ったじゃん!はコーチの責任!

子供の感情を揺さぶり共に成長する育成年代サッカーコーチの谷田部です!

みんなからはヤタさんと呼ばれています!

今回は記憶するということについてのお話です。

指導されている方ならあるあるかもしれませんが、選手達にこの動きを教えたい!こうやってボールを動かして点を奪いたい!と練習すると思うます。

しかし、試合になるとそれを忘れているのか、できないのか、「それ前にやったでしょ?」と選手に問うことがあると思います。

それは単純な問題なんです。

まず、脳は全体像を理解することが大切です。サッカーで言うならば11人がどのようにポジションを取って、チームでどのようにボールを動かして、どのように点を取るか、そして、そのために君にはこの動き方やプレーが必要だからこの動きやプレーを練習するからね!がスタートになるのです。

記憶を司るのは脳の中の「海馬」と言う部分です。記憶の司令塔です。

海馬に情報を入れて長期記憶として定着させていくためには、平均で7回は同じ情報を海馬に入れてなければいけないのです。

7回ですよ!しかも平均なので個人差があります。最低7回で記憶される人もいれば、10回必要な人もいるんですね!

単純に回数が少なかったのに気づいた気がしませんか?

じゃ1回の練習で7回以上やればいいのか?それは違います。

脳は、安定志向と可塑性という2つの特徴があるからです。

「安定志向」は、急な変化を好まないということです。

「可塑性」は、ちょっとずつなら変われるということです。

獣道ってありますね!あれは脳の安定志向と可塑性が作り出しているんですね!野生環境では通りなれた道以外は命の危険に繋がるからですね。いつもの通りなれた道以外を行くときは、いきなり右から左へ行くことができないんです。ちょっとずつちょっとずつ変えていかないと変化が怖くてまた元に戻ってしまうのです。

明日は記憶に残りやすい学習のタイミングをお伝えします!

38.子供達は◯◯のプロ!!!

子供の感情を揺さぶり共に成長する育成年代サッカーコーチの谷田部です!

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今日は子供達の驚くべき能力についてです!

昨日のスクール活動中にある選手からこんな声をかけられました。

子供「コーチ、月曜日と水曜日で履いているシューズ変えてるでしょ?月曜日は白が多くて、水曜日は黒が多いよね。」

自分「よく見ているね!実はそうなんだよ!砂のグラウンドと人工芝のグラウンドで靴を変えているんだよ。」

正直、びっくりしました!本当によく見ているなと感心しました。

今日の〇〇は、まねです!モデリングとも言います!

モデリングに必要なことはまずよく観察することです!指導者は常に子供から見られています。自分がやってほしいことができないのは子供の責任ではなくまず指導者自身が正しい行動を見せることから始めてみてはどうでしょうか?

もちろん一回見ただけでできないものもあります。それは繰り返し繰り返し正しい行動を見せていくことが大切なのではないでしょうか?

朝の挨拶を子供たち自身から言えるようにしたいならば「挨拶をしなさい!」と強制するよりも大人から笑顔で挨拶していけば時間は個人差があると思いますが自ずと挨拶できるようになるのではないでしょうか?

今日も「こんにちは!」と笑顔で挨拶して指導スタートします!

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36.「〇〇ちゃんが叩いた!」問題

子供の感情を揺さぶり共に成長する育成年代コーチの谷田部です。

幼児や低学年を指導しているときのあるある事案です。

シュート練習などで列を作って待っていると何やらケンカが始まりました。

Aくん「横入りするな!」

Bくん「してないよ!」

Aくん「オレが先に並んでたんだぞ!」

Bくん「オレが先に並んでたんだぞ!」

Aくんは納得がいかずBくんの肩を押しました。

BくんはAくんを叩いてしまいました。

このやりとりは放っておくと延々と続きます笑

Aくんがコーチのところに言いにきました。

「Bくんが叩いてきた!」

さあ、どうしましょうか?

ここで対応を間違えてしまうと2人の対応に追われてしまい練習が進まなくなってしまいます。

まずはAくんの話を聞いてオウム返ししてみましょう!

Aくん「Bくんが叩いてきた!」

コーチ「Bくんが叩いてきたんだね」

Aくんは叩かれたことで自分のしたことを忘れてしまいます。

叩かれたという事実だけが頭に残ってしまいます。

そういった状況で解決しようと2人を呼んで話しても解決には至らないでしょう!

まずは話を聞いてオウム返しで返してみましょう!

そうすることでAくんは話を聞いてもらえたと承認欲求が満たされ気持ちが整理されるのです。それで練習にそのまま戻っていけばそのままで大丈夫です。

さらに何か不満がありそうであればどうしたの?と話を聞いてあげればいいのです。

いざこざはどんな場面でもあります。それを全部コーチを介して解決することは難しいでしょう。子供は話をしっかりと聞いてもらえるだけで安心するのです。

さあ現場で実践してみましょう!

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35.問題が起きたときに◯◯と言っていませんか?

私たちはある問題が起こったときについつい思ってしまうことがあります!

例えば、サッカーの場面では目の前に相手がいるのに目の前の相手にパスしてしまったり、ゴール前で相手がいない状態でシュートがゴールの枠から外れてしまったり、そんな時コーチはこんな思いになったことありませんか?

「なんで?・・・相手にパスするんだ!フリーじゃないか!」などなど

普段の生活でもパパさんが靴下をいつも脱ぎっぱなしにする、子供がおもちゃを片付けることができないなど普段からちょっとした問題があるとお母さんはこんな思いを抱いたことはありませんか?

「なんで?・・・靴下を洗濯機に入れられないの!おもちゃを片付けられないの!」などなど

なんで?は原因追求になってしまうので解決にはほど遠くなります。また、「なんで?」と聞かれると受けた側は恐怖感を抱き、反発したり、一時的に解決してもまた同じような問題を起こすこともあります。

では、おもちゃを片付けられない場合には

「一緒にお片づけしよう!」「どっちが早くお片づけできるか競争しよう!」

そして最後に

「じゃ今度はどうすればいいかな?」

すぐにはできないかもしれませんが、しつもんをされると自動的に考えるのが人間です。未来に焦点を当てることが問題解決の糸口になっていきます。

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33.練習だけでうまくなろうとしなくていい!

練習をしないとうまくはなりません!

しかし、練習だけでしかうまくなれるとは思っていません!

練習は何のためにやるのか?

人それぞれ価値観は違うと思います。うまくなりたいから、試合で活躍したいから、レギュラー取りたいから、様々な思いがあります。

僕は、「試合に勝つため」だと考えています!このままだと語弊があるのでもう少しお付き合いください。

サッカーはチームで戦うゲームです。ゲームには勝敗がつきものです。試合に出場することはチームの一員として戦うのです。前の部分で述べた練習は何のためにやるのか?その回答の裏には試合に勝つためという目的が隠れていると思います。

試合に勝つために、うまくなりたい!

試合に勝つために、試合で活躍したい!

試合で勝つために、レギュラー取りたい!

では、選手が練習で失敗することは勝つためにプレーしていないことでしょうか?

僕の捉え方では、練習での失敗はうまくいかない方法が分かったです。他に成功する方法があるんです。だから、うまくいかない方法は試合ではやらなくなりますね!

その方が選手もコーチももっと楽になれるんじゃないかと思っています!

32.人には優位感覚があります

人が情報を知覚する際に、人それぞれに得意とする感覚があります。

その得意な感覚を「優位感覚」と言います。

子供達に何かを指導したりするときにその優位感覚に合わせてサポートすると学習効率が上がります!

感覚とは五感のことです!味覚、嗅覚 、視覚、聴覚、触覚です。

この五感を3つに分類することができます!

①視覚優位(Visual)

②聴覚優位(Auditory)

③体感覚(触覚、味覚、嗅覚)優位(Kinesthetic)

これらの優位感覚を知ることでその感覚に応じた言葉かけで優位感覚に働きかけることでコーチと子供達のコミュニケーションをスムーズにすることができる!

この理論は3つの頭文字をとってVAK理論と言います。