44.サッカーってどんなスポーツ?

クラッキ サッカーって?

子供たちの感情を揺さぶり共に成長する育成年代サッカーコーチ谷田部です!

皆さんからはヤタさんと呼ばれています!

皆さんにしつもんです!

「サッカーを一言で言うとどんなスポーツですか?」

これは、正解がありません。100人いれば100通りの回答があります。

合っている、間違っているではなく、その回答を指導者の皆さんやお父さんお母さんは持ってお子様のプレーを見ていらっしゃいますか?

サッカーは「闘い!」です。

2チームあるのにボールが1つだからです。その時点でボールを奪い合う争いになりますね!その争いの中、変わり続ける状況の中で正しい判断をして相手ゴールを奪うとても難しいものなんです。

二度として同じ状況がないサッカーをしているので、ミスが起きることは仕方ないんです。ミスが起きないことはあり得ないんです。だからこそ昨日より今日できたこと、チャレンジしたことに目を向けて、できなかったことには「どうしたらもっとうまくできるのか」一緒に考えてあげることがミスを少なくし、さらにチャレンジする気持ちを持続させることができると思います。

指導者、ご父兄の皆さんもサッカーというスポーツをどのように捉えるかでお子様の頑張りや良いプレーがもっと目に飛び込んでくるはずです!

43.やっぱり○○○○は最強!

笑顔 クラッキ

子供たちの感情を揺さぶり共に成長する育成年代サッカーコーチ谷田部です!

皆さんからはヤタさんと呼ばれています!

脳科学者の茂木健一郎先生は言います。

「脳の80%は5歳ごろまでには基礎が完成してしまう。それまでに『ドーパミン・サイクル』を発達させることが重要」と指摘しています。

ドーパミンとは、脳内の神経伝達物質で嬉しいことや楽しいことがあると分泌されるので、脳内報酬とも呼ばれます。

ドーパミンが分泌されると人間は快感を得て気持ちよくなります。その経験を重ねると脳は快感を覚えます。

そして、脳が「あの気持ちいいことをもう一度やろう!」「楽しいことにまた挑戦しよう!」という指示を出します。そんなチャレンジ〜ドーパミン分泌〜気持ちよさ〜またチャレンジというサイクルが茂木先生の提唱しているドーパミンサイクルなのです。

何が言いたいか分かりますね!

脳の80%は0歳〜3歳、遅くとも5歳までには基礎が完成してしまう。それ以降は5歳までに培ったものをベースに生きていきます。

だからこそ早期の英才教育が必要なのです!とは言いませんよ笑

それよりも脳を生かすための土台作り、「うれしい!」「楽しい!」という経験をたくさん増やしてあげることなんです!その経験がドーパミンを分泌させドーパミン・サイクルが完成するのです。

脳がうれしい・楽しいと感じる経験から好奇心や探究心が培われて

「これは何かな?」

「どうしてこうなっているのかな?」

「どうしたら上手くいくかな?」

自分から行動する基礎ができあがっていくのです。

やっぱり「楽しい!」って最強なんですね!

42.効率の良い学びとは?

子供の感情を揺さぶり共に成長する育成年代サッカーコーチの谷田部です!

みんなからはヤタさんと呼ばれています!

前回は記憶を司る「海馬」に情報を7回以上入れることで長期記憶に繋がるというものでした。しかし、脳には「安定志向」と「可塑性」という性質があり、それは急な変化には対応しにくく、ちょっとずつなら変われるという性質でした。

今回は情報をどのようなタイミングでインプットするべきなのかをお伝えします。

学習の黄金比率というものがあり、予習0.5:学習1:復習2というものがあります。

脳はまず全体像が把握できないと理解できないのです。1つ1つのパーツから見てしまうとそれらがどのような繋がりを持っているのかを把握できません。

もしあなたが家を建てたいと思った時にこんな家にしたいって思い描くときにテーブルや椅子から選び始めますか?選ぶ方もいると思いますが(笑)大体は家全体をイメージするのではないでしょうか?

それが予習なんです!流す程度で全体像が分かると次の学習に入りやすくなります。そして学習した時間の倍の時間をかけて復習します。その時に大切になってくるのが復習のタイミングです。

海馬に入った情報は3週間ほど残り続けます。その間の3回復習することが長期記憶に残りやすいタイミングです。まず翌日、次に1週間後さらに3週間後に復習すると長期記憶されやすくなります。

これで5回海馬に同じ情報を入れたことになりますね!昨日は7回って言ってたじゃないかと言われそうですが。。。

①予習 ②学習 ③翌日の復習 ④1週間後の復習 ⑤3週間後の復習

一般的には平均7回と言われているようですが、この5回のインプットのタイミングで長期記憶にされやすいのです。ぜひお試しください!

学習だけでなく、サッカーの場面でも伝えたいことがある場合、全体像の把握から詳細に指導していく過程が子供達の長期記憶に繋がるのです!そうすることで子供達はベンチを見ずにプレーを主体的にしていくのではないでしょうか?

ありがとうございました!

41.それ前に言ったじゃん!はコーチの責任!

子供の感情を揺さぶり共に成長する育成年代サッカーコーチの谷田部です!

みんなからはヤタさんと呼ばれています!

今回は記憶するということについてのお話です。

指導されている方ならあるあるかもしれませんが、選手達にこの動きを教えたい!こうやってボールを動かして点を奪いたい!と練習すると思うます。

しかし、試合になるとそれを忘れているのか、できないのか、「それ前にやったでしょ?」と選手に問うことがあると思います。

それは単純な問題なんです。

まず、脳は全体像を理解することが大切です。サッカーで言うならば11人がどのようにポジションを取って、チームでどのようにボールを動かして、どのように点を取るか、そして、そのために君にはこの動き方やプレーが必要だからこの動きやプレーを練習するからね!がスタートになるのです。

記憶を司るのは脳の中の「海馬」と言う部分です。記憶の司令塔です。

海馬に情報を入れて長期記憶として定着させていくためには、平均で7回は同じ情報を海馬に入れてなければいけないのです。

7回ですよ!しかも平均なので個人差があります。最低7回で記憶される人もいれば、10回必要な人もいるんですね!

単純に回数が少なかったのに気づいた気がしませんか?

じゃ1回の練習で7回以上やればいいのか?それは違います。

脳は、安定志向と可塑性という2つの特徴があるからです。

「安定志向」は、急な変化を好まないということです。

「可塑性」は、ちょっとずつなら変われるということです。

獣道ってありますね!あれは脳の安定志向と可塑性が作り出しているんですね!野生環境では通りなれた道以外は命の危険に繋がるからですね。いつもの通りなれた道以外を行くときは、いきなり右から左へ行くことができないんです。ちょっとずつちょっとずつ変えていかないと変化が怖くてまた元に戻ってしまうのです。

明日は記憶に残りやすい学習のタイミングをお伝えします!