子供の感情を揺さぶり共に成長する育成年代サッカーコーチの谷田部です!
みんなからはヤタさんと呼ばれています!
今回は記憶するということについてのお話です。
指導されている方ならあるあるかもしれませんが、選手達にこの動きを教えたい!こうやってボールを動かして点を奪いたい!と練習すると思うます。
しかし、試合になるとそれを忘れているのか、できないのか、「それ前にやったでしょ?」と選手に問うことがあると思います。
それは単純な問題なんです。
まず、脳は全体像を理解することが大切です。サッカーで言うならば11人がどのようにポジションを取って、チームでどのようにボールを動かして、どのように点を取るか、そして、そのために君にはこの動き方やプレーが必要だからこの動きやプレーを練習するからね!がスタートになるのです。
記憶を司るのは脳の中の「海馬」と言う部分です。記憶の司令塔です。
海馬に情報を入れて長期記憶として定着させていくためには、平均で7回は同じ情報を海馬に入れてなければいけないのです。
7回ですよ!しかも平均なので個人差があります。最低7回で記憶される人もいれば、10回必要な人もいるんですね!
単純に回数が少なかったのに気づいた気がしませんか?
じゃ1回の練習で7回以上やればいいのか?それは違います。
脳は、安定志向と可塑性という2つの特徴があるからです。
「安定志向」は、急な変化を好まないということです。
「可塑性」は、ちょっとずつなら変われるということです。
獣道ってありますね!あれは脳の安定志向と可塑性が作り出しているんですね!野生環境では通りなれた道以外は命の危険に繋がるからですね。いつもの通りなれた道以外を行くときは、いきなり右から左へ行くことができないんです。ちょっとずつちょっとずつ変えていかないと変化が怖くてまた元に戻ってしまうのです。
明日は記憶に残りやすい学習のタイミングをお伝えします!