承認欲求とは、他者から認められたい、尊敬されたいという思いから出てくる欲求です。生命を続けることができ、安全に暮らすことができ、仲間が増えてくるとこの欲求が出てきます。承認欲求は、外的に満たされたいという思いから出てくる欲求(低次の欲求)内的な心を満たしたいという欲求(高次の欲求)があります。
承認には2つある他者承認(低次の欲求)と自己承認(高次の欲求)があります。
他者承認とは他人から認められたいという欲求です。他者からの称賛や尊敬、社会的地位や名声を得ることです。自己承認とは自分で自分を認めたいという欲求です。技術を磨いたり、能力を高めたり、自分自身への信頼を高めることによって満たされる欲求です。
サッカーの場面でも「コーチ!見て!見て!」という声を聞くことがあると思います。これは他者承認欲求が出ている状態です。この他者承認は他人の感じ方次第だから承認を得られるかどうか分かりません。自分を認めてもらおうとできないプレーや苦手なプレーに取り組んだのにコーチから否定されてしまったり、ミスを攻められたら子供達はガッカリしてその次の機会にそのプレーに自ら取り組むでしょうか?
自己承認とは自分の存在価値を自分の基準で考えることができます。自分を認めるかは自分次第です。満たされると心から満足できる欲求です。サッカーの場面だけでなく「自信がありません!」という状態は自己承認が低い状態です。さらに自信がないと他者承認に依存しやすくなります。
この点から自己承認から満たすことはとても重要です。ではそれを満たすには何が重要でしょうか?それは次回お伝えします。