子供の感情を揺さぶり共に成長する育成年代サッカーコーチの谷田部です!
みんなからはヤタさんと呼ばれています!
前回は記憶を司る「海馬」に情報を7回以上入れることで長期記憶に繋がるというものでした。しかし、脳には「安定志向」と「可塑性」という性質があり、それは急な変化には対応しにくく、ちょっとずつなら変われるという性質でした。
今回は情報をどのようなタイミングでインプットするべきなのかをお伝えします。
学習の黄金比率というものがあり、予習0.5:学習1:復習2というものがあります。
脳はまず全体像が把握できないと理解できないのです。1つ1つのパーツから見てしまうとそれらがどのような繋がりを持っているのかを把握できません。
もしあなたが家を建てたいと思った時にこんな家にしたいって思い描くときにテーブルや椅子から選び始めますか?選ぶ方もいると思いますが(笑)大体は家全体をイメージするのではないでしょうか?
それが予習なんです!流す程度で全体像が分かると次の学習に入りやすくなります。そして学習した時間の倍の時間をかけて復習します。その時に大切になってくるのが復習のタイミングです。
海馬に入った情報は3週間ほど残り続けます。その間の3回復習することが長期記憶に残りやすいタイミングです。まず翌日、次に1週間後さらに3週間後に復習すると長期記憶されやすくなります。
これで5回海馬に同じ情報を入れたことになりますね!昨日は7回って言ってたじゃないかと言われそうですが。。。
①予習 ②学習 ③翌日の復習 ④1週間後の復習 ⑤3週間後の復習
一般的には平均7回と言われているようですが、この5回のインプットのタイミングで長期記憶にされやすいのです。ぜひお試しください!
学習だけでなく、サッカーの場面でも伝えたいことがある場合、全体像の把握から詳細に指導していく過程が子供達の長期記憶に繋がるのです!そうすることで子供達はベンチを見ずにプレーを主体的にしていくのではないでしょうか?
ありがとうございました!