96.実はやって欲しくないことを促していた

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コロナウイルスの影響は
まだまだ収束に向かうには
ほど遠いですね。。



緊急事態宣言の延長もあり



子供達の学校再開も先延ばしされ



自粛疲れもありました。



家の中では


「そんなことしちゃ
 ダメでしょ!?」


「そんな高いところ
 落ちるから登らないで!」


「梅干しなんて
 想像しちゃいけません!」


「牛乳こぼさないように
 運んで!」


これらは結構使ってしまう
フレーズではないですか?




お子様や生徒を指導している時、
この何気なく使ってしまうフレーズが
また同じ現象を引き起こしてる
可能性があるんです!




ここでも脳の素敵な仕組みが
存在しているんです。



脳は否定形を理解するために
否定された内容や行動を
イメージしてしまうんですね。


それから
それをやってはいけないんだ
と理解してしまうのです。



だから、

「梅干しなんんて
 想像してはいけません!」

と言われると


頭には酸っぱい梅干しが
鮮明にイメージされているんじゃないですか?


もっと言ったら
口の中に唾液が
たくさん出てきてしまって
いるのではないですか?



たとえば、

先生から

「遅刻するなよ!」

と言われたなら



返事は

「はい!」

とするが



脳内では
「遅刻」
のイメージが出来上がり
、学校に向かって全力疾走し、

「あぁ、また先生に怒られる。。。」

なんて想像しながら

走る自分の姿を

イメージしてしまうのです。



イメージの力は結構強烈で
実現しようと暗示にかかった
状態とも言われています。




では、どうすれば?



「そんなことしちゃ
 ダメでしょ!?」

   ↓

「〇〇(望む行動)を
 して欲しいな!」



「そんな高いところ
 落ちるから登らないで!」

   ↓

「危ないから
 降りてきて!」



「梅干しなんて
 想像しちゃいけません!」

   ↓

「〇〇(想像して欲しいもの)を
 想像して!」



「牛乳こぼさないように!」
 運んで!」
   ↓

「牛乳両手で持って
 運んで!」



などです。
他にも良い言い方があるはずです。
皆さんのアイディア待ってます!



意外と
やって欲しくないことを
注意していても
その行動を促している
こともあります。



普段の生活からできる
ちょこっとコーチングでした。

投稿者: 谷田部 貴寛

私は、科学的コミュニケーションの専門家。スポーツコミュニケーションコーチです。 スポーツに関わる全ての人が、感情を揺さぶり主体的に行動・プレーをする土台を作り、プレーする楽しさを存分に味わう環境を提供します。 コミュニケーションというと、一番に連想されるのが『言葉』です。 人は言葉を使ってさまざまな情報を交換して生きています。それは、日々のあいさつから、感謝を伝える言葉、何かを訊ねるときのしつもん、さまざまな言葉を用いています。 でも、言葉は、『言霊』とも言われています。 言霊には、こんな意味があります。 〜その言葉が魂を持ち、その言葉がきっかけで、現実に何かしらの影響を与えること〜 あなたが普段何気なく使っている言葉が、意識を変え、意識が行動を変え、結果となって返ってくるのです。 それをスポーツ指導者を通して、子供達にお伝えしていくことが僕のミッションです!

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