519.相手の関心に関心を持つ

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こんにちは。

谷田部です。

8月24日(火)~9月5日(日)まで行われた東京パラリンピックが閉会式を迎えました。

今回の東京オリンピック・パラリンピックもメダルの総量を見ても

この大会のためにどれだけの人がこの大会のために準備してきたのかがよくわかります!

パラリンピック最終日の金メダル

女子マラソン(視覚障がいT12)
リオ大会銀メダルの道下美里選手

今大会を通して様々なスポーツのあり方を目の当たりにしました。

この女子マラソンは、伴走者(ガイドランナー)とともに42.195kmを走り切る。

前半と後半で2人の伴走者(ガイドランナー)がいて3人で走り切る。

そんな競技だったんです。

ガイドランナーは「一緒に戦う競技者」

一方的な「支援」ではなく、コーチとともにレースプランを立て、それを実行する!

さて、この競技はコーチングを実際に体現したような競技だなって思いました。

伴走者は一方的に競技者を引っ張っていくだけではなく、

戦略一緒に考え、選択して、それにコミットする!

42.195kmを、よりその時のコンディションでより良い方法を導きだすことが大切だと思うんですね。

それってやはり、信頼関係以上の関係性が大切!

伴走者は、競技者を競技者自身以上に信じることができるか!?

それを体現したシーン…

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30キロ過ぎ、後半担当の志田淳(45)は、給水所のパウトワの動きを見逃さなかった。

チャンスを見るや「いけるか?」。道下が「いける!」と即答すると、すぐにギアを入れた。

レース展開に応じてスパートのタイミングは考えてあった。

「思ったよりも早いタイミングだったけれど、あの『いける』の答えで、勝負が決まった」と説明した。

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「いけるか?」

「いける!」

このやりとりの前にはさまざまな駆け引きであったり、思いがあったと思います。

そして、この短いやりとりで勝負が決まった!

コーチは何かをやってあげなきゃいけないわけじゃない…

良い質問をしなきゃいけないわけじゃない…

背中を押すだけでもいけない…

一緒に相手の見ている関心に関心を向けることが大切!

道下美里選手、ガイドランナーの志田淳さん・青山由佳さん

本当におめでとうございます!

そして、東京オリンピック・パラリンピックでたくさんの感動を与えてくれた選手の皆さん

本当にありがとうございました!

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投稿者: 谷田部 貴寛

私は、科学的コミュニケーションの専門家。スポーツコミュニケーションコーチです。 スポーツに関わる全ての人が、感情を揺さぶり主体的に行動・プレーをする土台を作り、プレーする楽しさを存分に味わう環境を提供します。 コミュニケーションというと、一番に連想されるのが『言葉』です。 人は言葉を使ってさまざまな情報を交換して生きています。それは、日々のあいさつから、感謝を伝える言葉、何かを訊ねるときのしつもん、さまざまな言葉を用いています。 でも、言葉は、『言霊』とも言われています。 言霊には、こんな意味があります。 〜その言葉が魂を持ち、その言葉がきっかけで、現実に何かしらの影響を与えること〜 あなたが普段何気なく使っている言葉が、意識を変え、意識が行動を変え、結果となって返ってくるのです。 それをスポーツ指導者を通して、子供達にお伝えしていくことが僕のミッションです!

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