487.セットアップで影響力3倍

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こんにちは。

谷田部です。

僕の暗黒時代の話…

中学生のチームを指導していたとき…

少し遠い場所で試合が組まれ、朝の早い時間帯の現地集合。

もちろん選手は眠そうだし、まだまだ心も体も起きていない状態。

バラ…バラ…と選手が挨拶にくるも…

「おはようございます」の声も聞こえるか聞こえないくらい…

集合時間になりチームを集合させて…僕が発した言葉は…

「おはよう!

 今日の試合は、公式戦前で重要なゲームだ!

 まだ先発は決めていない!今日の試合の出来で大きくアピールできる選手もいるだろう!」

(…いきなり本題!)

(まだまだ選手は眠そうだよ…)

今の僕だったら、そんなツッコミを入れていると思いますが…

きっと、その当時の僕は、

こういった緊迫した話をすることで緊張感を持たせたい!とか

眠さなんて吹き飛ばすようなインパクトを与えれば話を聞く!とか

かなり回りくどい、面倒くさいやり方をしていたなって感じました。

さて、選手と会話を始める前にどんな工夫が必要だと思いますか!?

それは、選手の状態や準備を把握することです。

つまり【セットアップ】です!

いきなり本題に入るのではなく、

全く関係のない話だったり、

心理的安全性を感じてもらったり、

指導者の話に入ってきてもらうきっかけ作りのような時間です。

たとえば、前日に日本代表の試合があれば、

「昨日、代表戦見た?」とか

「〇〇選手のプレー、やばくなかった?」とか

簡単に答えられて、会話のきっかけを作れればなんでもいいと思います。

指導者自身が話を聞いて欲しければ…より相手の状態を知ることが大切です!

特に選手と指導者の間には、上下関係やプレッシャーが存在してしまいます。

より選手が話を聞きやすい環境を整えることが、指導者の話を2倍にも3倍にも効果的にするのです。

「話聞いてるのか!?」

「ちゃんと話を聞け!」

と言うことは簡単ですが…ただ聞くだけではもったいないのです。

あなたは、選手が指導者の話を聞いてどうなってもらいたいですか?

あなたの話を聞いて選手がどうなっていることが最高ですか?

一度、話を始める前に選手の状態や準備状況を把握してみましょう!

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投稿者: 谷田部 貴寛

私は、科学的コミュニケーションの専門家。スポーツコミュニケーションコーチです。 スポーツに関わる全ての人が、感情を揺さぶり主体的に行動・プレーをする土台を作り、プレーする楽しさを存分に味わう環境を提供します。 コミュニケーションというと、一番に連想されるのが『言葉』です。 人は言葉を使ってさまざまな情報を交換して生きています。それは、日々のあいさつから、感謝を伝える言葉、何かを訊ねるときのしつもん、さまざまな言葉を用いています。 でも、言葉は、『言霊』とも言われています。 言霊には、こんな意味があります。 〜その言葉が魂を持ち、その言葉がきっかけで、現実に何かしらの影響を与えること〜 あなたが普段何気なく使っている言葉が、意識を変え、意識が行動を変え、結果となって返ってくるのです。 それをスポーツ指導者を通して、子供達にお伝えしていくことが僕のミッションです!

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