454.鴨の親子

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こんにちは。

谷田部です。

オフの日に家族で公園に行ったときのこと…

結構大きな公園で、初めて行く場所でした。

池や噴水があり、アスレチック遊具があり、

小高い丘があり、売店もあり、

ソメイヨシノの並木通りがあり春はすごく綺麗なんだろうな~

そんなことを思わせてくれる公園でした。

ある池の前に差しかかったとき、娘が立ち止まりました。

どうしたのかなと見ていると…

「かもさん…いたね~」

池を泳ぐ鴨の家族を指さしていました。

ちょうど僕たちと同じように3羽の鴨。

鴨たちは、泳いで水浴びをしたと思うと…

池から上がり、近くのベンチ下の日陰で涼んでいました。

もう娘は、興味津々…

「もっと見たい~」から

今度は「触りたい~」と興味がどんどん膨らんでいくのが分かりました。

でも、触るのは恐くて…それができないから泣き始めました。

僕が手を取って、一緒に近づこうとしたのですが、恐くて行けません。

触りたい、でも恐い…

触りたい、でも恐い…

そんなできないこと葛藤が重なり、最後にギャン泣き…

そのどうしようもない感情を僕や妻にぶつけてきました…
(何回顔を叩かれたことか…めっちゃ痛い…)

そんなことがあったんですね…

さて、人を思いやることは、人間関係を円満にするだけじゃなく、

自分本位な心を抑える自己鍛錬にもつながります。

ちょうどその日は、オフだったこともあり、

その日は家族のために使うと決めていた僕は、

とことん娘の心の葛藤に向き合ってみることにしました。

もし、午後から仕事が控えていた場合、

何時までに家に戻って、

買い出しは何時までに行くから、

この公園には何時までしかいられないから…

早くこの場を収めなければ…

と謎の効率化を図っていたと思います。

でも、オフだったのでとことん娘の気持ちに付き合うことができました。

「鴨さん触りたいよね~でも恐いんだよね~」

「大丈夫だよ~」

「叩かれると、パパは痛いよ~」

なかなか気持ちに折り合いをつけることができなかった娘ですが、
こうやって成長していくんだなって実感させてもらった出来事でした。

思いやりって大切なのは、、、誰も分かっていると思いますが、

僕はどんなときも思いやれるような…できた人間ではないので…

環境の力を利用することが、大切かなって感じたんです。
(もちろんどんなときもできた方がいいのは分かっています…)

休日という後の予定が詰まっていない状況だったから

娘との時間を本当に大切にしようと思えたんです。

そうすることで…娘の気持ちの葛藤に気づき、そこに寄り添うことができたんじゃないかと思ったんです。

思いやりは、どんなときもできた方がいいですが…
環境の力を利用してみるのも効果的だと感じた公園での出来事でした。

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投稿者: 谷田部 貴寛

私は、科学的コミュニケーションの専門家。スポーツコミュニケーションコーチです。 スポーツに関わる全ての人が、感情を揺さぶり主体的に行動・プレーをする土台を作り、プレーする楽しさを存分に味わう環境を提供します。 コミュニケーションというと、一番に連想されるのが『言葉』です。 人は言葉を使ってさまざまな情報を交換して生きています。それは、日々のあいさつから、感謝を伝える言葉、何かを訊ねるときのしつもん、さまざまな言葉を用いています。 でも、言葉は、『言霊』とも言われています。 言霊には、こんな意味があります。 〜その言葉が魂を持ち、その言葉がきっかけで、現実に何かしらの影響を与えること〜 あなたが普段何気なく使っている言葉が、意識を変え、意識が行動を変え、結果となって返ってくるのです。 それをスポーツ指導者を通して、子供達にお伝えしていくことが僕のミッションです!

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