こんにちは。
谷田部です。
中学生のサッカーの練習試合を担当してコーチしていた時のこと
30分の試合をその日は、6~7本実施する予定でした。
試合も終盤に差し掛かり、7本目がキックオフされました。
6本もやってくると選手に疲労の色が見え始めて、
交代しながら試合を行っていきます。
そのとき、サイドバックを担当している選手Aくんに疲労が見られたので、
Bくんと交代してもらいました。
僕は、Aくんがベンチに戻ってくると「お疲れさん」の一言をかけて
試合の采配に戻りました。
ここでミスコミュニケーションが起こっていたことは、、、
僕はあとで知ることになるのです。
さて、受け止め方は人それぞれです。
実は、その交代を告げられたAくんは、、、
(自分のプレーがよくなかったから交代させられてしまったんだ・・・)
そんな風に思っていたのです。
(お恥ずかしい話、後から分かったことです)
僕が交代させた理由は、
長時間の出場による疲労でケガにつながることが恐かったからです。
受け止め方が全然違うことに気づいたのです。
そういったミスコミュニケーションがあったことで、
僕は交代の際は必ず理由を説明するようにしました。
この人は、分かっているだろう・・・
つい日本人はそんな思考になってしまうことがあります。
日本には「空気を読む」だったり、「察する」という文化があるからです。
それはそれでとても素敵な文化だと思いますが、
コミュニケーションの確実性はありません。
話さなければ分からないことは、伝えるべきです。
人は思ったよりもあり得ない解釈をしている場合があります。
ケガしてほしくないから交代したつもりが、パフォーマンス不足と解釈したり、
ポジティブな表現を使ったつもりが、ネガティブに解釈されたり、
褒めたつもりだったが、注意だと解釈されたり、
人の解釈は、奇跡的な角度で捉えられる場合があるんです。
誤解をされながらでは、良い関係は構築できません。
だからこそ、曖昧な表現や言葉を使わずに
一方的に伝えるだけでなく・・・
対話を通して相手の表情や態度などから読み取れる情報を基に伝えていくことが重要です!
そんな丁寧な対応が、より関係性を向上させ、チーム力が向上することに繋がるのです。