465.体育教官室の思い出

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こんにちは。

谷田部です。

サッカーをしているとホーム&アウエーってよく耳にします。

自分たちが活動しているグランドで試合をすることをホームゲーム。

相手の活動しているグランドに試合に行くことをアウエーゲーム。

また、ユニフォームも然り、

チームカラーを全面に出したものが、ホーム用ユニフォーム。

ホーム用と別の色で作られたものが、アウエー用ユニフォーム。

あまり育成年代では、そこまで影響はありませんが…

これが代表戦や各国トップレベルクラブの試合になると大きく影響するのが、ホーム&アウエー方式の試合です。

欧州チャンピオンズリーグとか…

アジアチャンピオンズリーグとか…

ホームゲームでは、もちろん自分たちを応援するサポーターがスタジアムの大半を占めて
選手たちは自分が応援されていることを認識しながら、心の安心感を保ちながら試合することができます。

サッカー日本代表戦なんかをイメージすると分かりやすいです。

一方、アウエーでは人種・宗教・生活様式など全く違った国で試合をすることになると…
今までの常識や習慣が通用しないことも…

サッカー日本代表のエピソードでは、中東の国に試合に行ったとき、
練習会場のグランドに無数の釘がばら撒かれて練習ができない状況だったことがあったくらいです。

そのくらいホームとアウエーでは、すべての環境や置かれる立場が全く異なってしまいます。

さて、スポーツに限らず、ホーム&アウエーは人間関係にも大きく影響します。

これは何を話すかではなく、『どこで話すか』ということです。

たとえば、

コーチが選手のあるプレーに対して気になったときに、

「◯◯◯、ちょっとこっちに来い!」と呼びつけると

選手はどんな印象を持つと思いますか?

あなたが学生時代、部活などで同じようなことがなかったですか?

職員室に呼ばれたり、体育教官室に呼ばれたり、

僕が思い出すのは、決まって…

高校時代、サッカー部の監督に体育教官室に来いと呼ばれた時です…

すぐに頭に浮かぶのが…(何か悪いことしちゃったかな…)

つまり、呼びつけられた時点で、

怒られるかもしれないという感情が働き、緊張しているんです、、、

緊張すると、自分の気持ちは素直に話せません。

さらに相手(先生やコーチ)のアドバイスを指摘や批判と捉えてしまう傾向にもあります。

すると選手は、いち早くその場から立ち去りたい!逃げたい!と無意識的に感じてしまうのです。

それでは、せっかくのコミュニケーションの場が、全く機能しないまま過ぎ去ることになり、、、

先生やコーチはそう思っていなかったとしても、呼びつけられた側は「怒られる!」と思っている可能性が高いです。

何かを伝える立場にあるあなたは、より効果的で効率的にコミュニケーションを図ることが求められます。

だからこそ、相手のホームに出向き、相手の安心安全が確保された状態を創り出すことが大切です。

あなたの影響力は、空間作りが第一歩と言っても過言ではないのです。

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投稿者: 谷田部 貴寛

私は、科学的コミュニケーションの専門家。スポーツコミュニケーションコーチです。 スポーツに関わる全ての人が、感情を揺さぶり主体的に行動・プレーをする土台を作り、プレーする楽しさを存分に味わう環境を提供します。 コミュニケーションというと、一番に連想されるのが『言葉』です。 人は言葉を使ってさまざまな情報を交換して生きています。それは、日々のあいさつから、感謝を伝える言葉、何かを訊ねるときのしつもん、さまざまな言葉を用いています。 でも、言葉は、『言霊』とも言われています。 言霊には、こんな意味があります。 〜その言葉が魂を持ち、その言葉がきっかけで、現実に何かしらの影響を与えること〜 あなたが普段何気なく使っている言葉が、意識を変え、意識が行動を変え、結果となって返ってくるのです。 それをスポーツ指導者を通して、子供達にお伝えしていくことが僕のミッションです!

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