377.「自分を褒め称えたいことがあったの!」

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こんにちは。

谷田部です。

朝、車で娘を保育園に、妻を職場に送っていきます。

娘を保育園に預けて、妻の職場に向かっている途中の信号待ちで、

妻が、
「昨日、自分を褒め称えたいことがあったの!」
と嬉しそうに話し始めました。

僕は「へぇ~どんなことがあったの?」
と運転しながら妻の話に耳を傾けると、

「夕飯の支度を30分で終わらせることができたの!(ドーン!)」

めっちゃすごいことが聞けるのか・・・と正直思ったのですが、、、

「へぇ~!昨日のちゃんちゃん焼き30分で作ったんだね!おいしかったよ!」

と返すことが精一杯でした笑

これだけを聞くと・・・
なんだ、そんなことか、、、と言われそうですが、

よくよく考えてみると・・・

妻は、現在妊婦なうえに

仕事が終わると娘のお迎え、

夕飯の支度、

娘のお風呂、

寝支度、

寝かしつけまで、全く休む暇がありません。

特に、つわりがひどい時には、
相当にしんどい思いをしていたはずです。

だからこそ、
時間を有効に使って、自分が休める時間を作ることが重要だったんですね!

そんな状況での昨日の自分を褒め称えたい発言だったのです・・・

育児は仕事じゃないというのは、嘘です!
立派な人間教育です!仕事です!

後からよく考えて反省したのですが、
大したことじゃなっかったと思ってしまった自分に罪悪感を感じました。

さて、自己効力感という言葉をご存知ですか?

自己肯定感とか、自己重要感とか、いろいろある中での自己効力感という言葉です。

簡単にいうと、

「自分ならできる」とか「きっとうまくいく」と思える感情のことです。

車が走るのに、ガソリンが必要なように、

植物が生きていくために、水・日光が必要なように、

自己効力感とは、人が行動するために必要な原動力なんです。

たとえば、
あなたが本当に初めてサッカーの試合をするとき、どんな感情が湧いてきますか?

楽しみだな~、どんなことがあるのかな~、ワクワクするな~

という感情だけでなく、

上手くできるかな~、失敗しちゃったらどうしよ~、ざわざわするな~

ポジティブな感情と同時に、ネガティブな感情もよぎるはずです。

そのネガティブな感情を抑えて、

「大丈夫だ!、できるはずだ!」と自分の行動につなげる原動力になるのが、

自己効力感なんです。

自己効力感を高めることができれば、

チャレンジする力

打たれ強さ

モチベーションアップ

という3つのメリットを得ることができます。

この3つを聞くと、
スポーツ場面で指導者がよく聞くワードのように感じます。

「失敗を恐れずチャレンジしよう!」

「失敗は気にするな!」

「自信を持って!」

でも、それを言われただけで、選手は改善するでしょうか?

答えは、ノーですね・・・

自己効力感を上げることが重要なんですね!

では、そのための方法は何があるのか!?

たくさんある中で、今回は1つだけ紹介しますね!

それは、

小さな「できた」(成功体験)を積み、感じることです。

練習で課題を克服したり、

自分の良さをさらに伸ばして試合を迎えたり、

小さなできたを積み重ねていくことで、

「大丈夫だ!オレならできる!」それが自信です!

僕の妻の話であれば、
仕事から帰ってから娘の面倒を観ながら、1つ1つの作業をこなしていく。

最初は時間がかかっていたものでも、徐々に効率的に行うようになっていきました。
(ここが小さな「できた」の積み重ねです)

チャレンジしようとか、

失敗は気にするなとか、

自信を持てとか、そんな言葉じゃないんです。

小さな「できた」をどれだけ積み重ねてきたのか、

それをどれだけ理解して共感してあげるかです!

では、あなたが自己効力感を上げていくために、あなた自身がまずできることはなんですか?

あなたが自己効力感で満たされたら、どんな行動を起こしますか?

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投稿者: 谷田部 貴寛

私は、科学的コミュニケーションの専門家。スポーツコミュニケーションコーチです。 スポーツに関わる全ての人が、感情を揺さぶり主体的に行動・プレーをする土台を作り、プレーする楽しさを存分に味わう環境を提供します。 コミュニケーションというと、一番に連想されるのが『言葉』です。 人は言葉を使ってさまざまな情報を交換して生きています。それは、日々のあいさつから、感謝を伝える言葉、何かを訊ねるときのしつもん、さまざまな言葉を用いています。 でも、言葉は、『言霊』とも言われています。 言霊には、こんな意味があります。 〜その言葉が魂を持ち、その言葉がきっかけで、現実に何かしらの影響を与えること〜 あなたが普段何気なく使っている言葉が、意識を変え、意識が行動を変え、結果となって返ってくるのです。 それをスポーツ指導者を通して、子供達にお伝えしていくことが僕のミッションです!

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