こんにちは。
谷田部です。
ある大学のラグビー部での取り組み。
『脱体育会系!』
1年生から4年生、さらに監督・コーチの
コミュニケーションの風通しをよくしようとしています!
1年生の雑用は一切なし。
雑用は、3・4年生。
さらに
練習での異様な風景・・・
ある練習である選手がミスした時のこと
先輩2人が彼のもとに寄っていき、
今にも説教が始まるのかと思いきや、
トライアングルを作り、何やら話を始めました。
先輩A「今のはどうプレーしたかったの?」
後輩「はい。タックルを成功させてボールダッシュに繋げたかったです」
先輩B「実際はどうだったの?」
後輩「タックルが失敗して、ボール奪取には至りませんでした」
先輩A「じゃ次はどうする?」
後輩「もっと相手の低い位置にタックルします」
先輩B「低くとは具体的にどこ?」
後輩「膝にいきます!」
そんな会話をして先輩と後輩はトライアングルを解き、練習が再開。
その大学の練習風景には、至る所にトライアングルが形成されて
会話がなされていました。
アドバイスの効果は、10~30%と言われています。
(だからって効果が全くないとは言っていません・・・)
効果がある時もあります!
それは、
十分な信頼関係あったり、
相手がアドバイスを必要としている場合です。
しかし、
それ以外では、あまり有効に働くかというと疑問です。
そんな時こそ、質問の出番になります。
先輩たちはアドバイスは一切していません。
質問することで、どうするかを後輩に委ねています。
後輩も自分で言ったことには、
責任の所在が自分主導になるので、
行動しやすくなります!
さて、
関係の質の向上がチーム・選手の力を最大化します!
青山学院大学の駅伝チームを率いる原監督もこのような取り組みで
箱根駅伝に旋風を巻き起こしました!
さらに関係性が強いチームは、
逆境にも強い!
自分たちを冷静に判断できるので、
先を読む力にも長けています!
今年の箱根駅伝でも
優勝はできなかったですが、
青山学院の追い上げは見事でした!
スポーツ指導は、技術・戦術思考になりがちですが、
(もちろん大切な要素だと自覚しています!)
スポーツをするのは、人間です!
人間同士の関係の質が向上することが
技術や戦術をさらに高めるための必須条件だと僕は思います!
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