13年前の小学校のグランドでの出来事。
そのチームは週末に練習や試合を行う少年団のチームでした。
僕が担当していた学年の子たちは、練習時間より30分いや1時間前から
グランドに来てボールを蹴っているいわゆるサッカー馬鹿
いやいやサッカー大好き少年達でした!
その学年の中にいつも遅刻してくる子がいました。
いつも遅れてくるのにグランドには眠そうな目をこすりながらゆっくりした足取りで歩いて来ます。
当時の僕はそんな態度が許せなかったんでしょう。
イライラしていました。
その子が悪びれることなく
自分の前を通り過ぎ
何事もなかったように
練習に入ろうとしているのです。
僕は「何か言うことはないのか!?」
その子はびっくりした表情で何も言いません。
僕はもう一度同じしつもんをします。
「何か言うことはないのか!?」
その子の表情はどんどん暗くなり目線もどんどん下がり目も合わなくなりました。
さらに同じしつもんを繰り返すとその子はついに泣き出してしまいました。
さて、コミュニケーションの目的は
「伝えること」です。
コミュニケーションの結果は
「相手の出した反応」です。
さらに
コミュニケーションの印象を決めるのは
「表情・態度 55%」
「声のトーン・リズム 38%」
「言葉 7%」
つまり、受け取る側は話を始める前から表情や態度で何を話すのか分かってしまうのです。
全然コミュニケーションになってない!
その子からすると
僕の存在は、めっちゃ恐かっただろうなって反省しました
特に日本人は
「空気を読む」スペシャリストだと
思うので、注意したいところです。
何を話したかではなく、
どう伝えたか?
どう伝わったか?
です。