541.聴き力、いや利き力!

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こんにちは。

谷田部です。

「最近、自信がなくて…」

そんな選手の言葉を聞いてどんなことを感じますか?

モチベーションが足らないのかぁ…

最近プレーがうまくいってないからなぁ…

もう少しあんなプレーやこんなプレーをした方がいいのになぁ…

そんな想いを巡らせながら、僕は選手に…

「うまくいかないことがあるから面白いんじゃん!一緒に頑張ろうよ!」

「君の良いところはこんなところがあるからそれをやってみたらいいよ!」

「あのポジションをやりたいなら、あんなプレーが必要とされるよ!どうできる!?」

そんなことをアドバイスしていました…

アドバイスの語源をたどり、見ていくと「物事を知り、他人を頻繁に見る」となります。

アドバイスとは、ただ情報や方法を伝えるだけではなく、

状況や個人に合わせてこそ初めて正しい効果を発揮するものだと考えます。

さて、話を聴くときには『5つのきく』があります。

聞く・聴く・訊く・効く・利く

この5つには決定的に違いがあり、線引きできるところがあると僕は思います。

どこかわかりますか!?

そうです!

訊くと効くの間で分けることができるのです。

ちなみに

『効く』は、自分の中にある考えや感情が整理され、言語化され、

自ずと「効果的」な答え、本来の自分自身を探すこと。

『利く』は、脳の五感をフルに研ぎ澄まし、

言葉以外の感情やモチベーションや真意を全身で感じ取って聞き分けること。

もし、それらの話の『きき方』をしてくれたら、あなたはどうなりそうですか!?

また、あなた自身がそんな話の『きき方』ができたら、相手はどうなりそうですか!?

僕はこの話を聴いたときに、オレは相手の何を知っていたんだろうと自責の思いでいっぱいになりました…

「自信がない…」という一言に勝手な自分のイメージを結びつけて…

きっとこういうことで悩んでるんだろうって勝手に解釈して…

自分の言いたいことをアドバイスしていました…

アドバイスには、「物事を知り、他人を頻繁に見る」という意味があるにもかかわらず…

僕がやっていたのは…クソバイスだった…

相手の話をよく聴くって本当になめていたんです、、、

今なら僕はこう思います!

聴き力は、利き力を生む!

心を込めて話を『聴く』から『利く』が生まれる!

全力で利くから相手は本当の答えに自分で辿りつく!

相手の話を聴くことは、問題や課題の解決の第一歩なんです!

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投稿者: 谷田部 貴寛

私は、科学的コミュニケーションの専門家。スポーツコミュニケーションコーチです。 スポーツに関わる全ての人が、感情を揺さぶり主体的に行動・プレーをする土台を作り、プレーする楽しさを存分に味わう環境を提供します。 コミュニケーションというと、一番に連想されるのが『言葉』です。 人は言葉を使ってさまざまな情報を交換して生きています。それは、日々のあいさつから、感謝を伝える言葉、何かを訊ねるときのしつもん、さまざまな言葉を用いています。 でも、言葉は、『言霊』とも言われています。 言霊には、こんな意味があります。 〜その言葉が魂を持ち、その言葉がきっかけで、現実に何かしらの影響を与えること〜 あなたが普段何気なく使っている言葉が、意識を変え、意識が行動を変え、結果となって返ってくるのです。 それをスポーツ指導者を通して、子供達にお伝えしていくことが僕のミッションです!

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