こんにちは。
谷田部です。
突然ですが、問題です!
「きく」という漢字は、5つあります!
注意)「菊」は含みません。。。
それでは、紙とペンを用意してください。
3分で書き出してみてください。
よーーい!スタートしてください!
・・・
・・・
・・・
どうですか!?
書けましたか?
では、答え合わせにいきましょう!
「聞く」
「聴く」
「訊く」
「利く」
「効く」
日本語って、同じ読み方で違う意味って
本当にたくさんありますよね!
では、それぞれがどんな意味なのか見ていきます。
「聞く」・・・耳に入ってくる
「聴く」・・・意識して情報を取る
「訊く」・・・物事をたずねるときに使うもの
「利く」・・・五感をフルに使って感じながら情報を取る、例)利き酒
「効く」・・・働きかけること、例)バファリンが効く
このように状況によって意味が変わります。
スポーツ現場で必要な『きく』とは・・・
「利く」と「効く」です。
五感をフル活用して選手の話を利き、
そして選手に積極的な働きかけをすることで効果を上げる!
さて
スポーツ現場では、一方的に指導者が話しているときは学びが薄いのです。
ちょっと想像してください。
サッカーの練習中⚽️
ヘディングの練習をする選手がいて・・・
何度も落下地点を間違えてしまい、
ボールを自分の後ろに落としてしまう選手がいました(いわゆる「かぶる」と言われているもの)
そこでコーチが、
「なにやってんだ、〇〇」
「ちょっと、こっちにこい!」と選手と呼び、話を始めました。
コ「いつも練習してるよな?」
選手「はい!」
コ「なんでできないんだ?言ってみろ!」
選「はい!・・・」
コ「いつも話をちゃんと聞いてるのか?」
選「はい!」
コ「いつも落下地点の手前で待って、そこに走って入れ!って言ってるだろう!」
「次は失敗するなよ!じゃ戻って!」
選「はい!」
このやりとりは、有効でしょうか?
あなたならどんな会話をしますか?
良いスポーツ指導者としての
『P・A・T・R・O・L』
今回は、その『L』
Listening(聴く)= 話をよく聴きましょう!
自分が話すより、選手の話を聴く時間が大切です。
指導者が「なってほしい選手」ではなく、
選手自身が「なりたい自分」を意識し、
その姿に気づいてもらうには、選手自身がたくさん話す機会を設けることです!
つまり、選手が話すことが学びは深まるのです。
指導者が積極的な働きかけをするのは、選手が話すきっかけを作ることです。
自身がわちゃわちゃ話しているときは、半分も聞いていないかもしれません・・・
なぜなら、自分で納得してはじめて身につくからです!
あなたは指導中に選手と関わるとき、どのくらい自分が話していますか?
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