333.日本語って深い

こんにちは。


谷田部です。


突然ですが、問題です!


「きく」という漢字は、5つあります!


注意)「菊」は含みません。。。


それでは、紙とペンを用意してください。


3分で書き出してみてください。


よーーい!スタートしてください!






・・・






・・・






・・・





どうですか!?


書けましたか?


では、答え合わせにいきましょう!



「聞く」



「聴く」



「訊く」



「利く」



「効く」



日本語って、同じ読み方で違う意味って
本当にたくさんありますよね!


では、それぞれがどんな意味なのか見ていきます。


「聞く」・・・耳に入ってくる

「聴く」・・・意識して情報を取る

「訊く」・・・物事をたずねるときに使うもの

「利く」・・・五感をフルに使って感じながら情報を取る、例)利き酒

「効く」・・・働きかけること、例)バファリンが効く


このように状況によって意味が変わります。





スポーツ現場で必要な『きく』とは・・・



「利く」と「効く」です。




五感をフル活用して選手の話を利き、


そして選手に積極的な働きかけをすることで効果を上げる!




さて
スポーツ現場では、一方的に指導者が話しているときは学びが薄いのです。

ちょっと想像してください。

サッカーの練習中⚽️

ヘディングの練習をする選手がいて・・・

何度も落下地点を間違えてしまい、
ボールを自分の後ろに落としてしまう選手がいました(いわゆる「かぶる」と言われているもの)

そこでコーチが、

「なにやってんだ、〇〇」

「ちょっと、こっちにこい!」と選手と呼び、話を始めました。

コ「いつも練習してるよな?」

選手「はい!」

コ「なんでできないんだ?言ってみろ!」

選「はい!・・・」

コ「いつも話をちゃんと聞いてるのか?」

選「はい!」

コ「いつも落下地点の手前で待って、そこに走って入れ!って言ってるだろう!」

 「次は失敗するなよ!じゃ戻って!」

選「はい!」

このやりとりは、有効でしょうか?

あなたならどんな会話をしますか?




良いスポーツ指導者としての


『P・A・T・R・O・L』


今回は、その『L』


Listening(聴く)= 話をよく聴きましょう!



自分が話すより、選手の話を聴く時間が大切です。


指導者が「なってほしい選手」ではなく、


選手自身が「なりたい自分」を意識し、


その姿に気づいてもらうには、選手自身がたくさん話す機会を設けることです!


つまり、選手が話すことが学びは深まるのです。

指導者が積極的な働きかけをするのは、選手が話すきっかけを作ることです。

自身がわちゃわちゃ話しているときは、半分も聞いていないかもしれません・・・

なぜなら、自分で納得してはじめて身につくからです!

あなたは指導中に選手と関わるとき、どのくらい自分が話していますか?


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