363.能力と弊害

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こんにちは。

谷田部です。

仕事から帰り、
ふとテレビで報道ステーションを見ていると
スポーツチャンネルに松岡修造さんから
インタビューを受けている石川佳純選手がいました。

1月17日行われた
卓球の全日本選手権女子シングルス決勝。

伊藤美誠選手と石川佳純選手の
東京オリンピックの代表内定者同士の戦い。

その様子を松岡修三さんが巧みにメンタル面を絡めながら
インタビューをしていました。

卓球というスポーツは、僕は遊びでしかやったことがなく
サーブすらまともに打てないのが現実です笑
(もしかすると妻の方がうまいかもしれません・・・)

ゲームカウント1-3でリードされたところから見事逆転勝利!

僕だったらそのままズルズルメンタルを引きずり
負けていたんじゃないかと思います!
(誰と比較してんだって話ですが・・・)

インタビューで印象に残った部分は、

東京オリンピックの代表が内定した当時の心境を

「安心感は全っっっくなかった!」

と言い切ったところ・・・

さらに

「他の人が出たほうがよかった」

と言われたくないという一心で取り組むも・・・

「若い選手に変わった方がいい」

という周囲の声があり、

石川選手は、その言葉をネガティブに捉えてしまったと言います。

石川選手は、27歳。

伊藤選手は、20歳。

その他卓球界牽引するのは、10代~20代の方々が多数。

世代交代を訴える声を気にするのも致し方ないことです。

それでもコロナウイルスの影響での自粛期間に自分自身を見つめ直し
見事に自分のスタイルを確立して優勝を成し遂げたのです!

さて、
成果を上げるには、こんな公式があります。

『成果 = 能力 ー 弊害』

石川選手は、自粛期間の中で急激に自分の能力を上げたのでしょうか?

僕は違うと思います。

石川選手の技術は、世界でもトップレベルだと思います。
その能力をさらに上げるには、相当の時間が必要です。

その能力を出させないような弊害が存在していたのです。

それが年齢によるプレッシャーや若い世代からの突き上げ、
周囲の声だったと僕は感じます。

その弊害を自粛期間の中で減らすことができたので、
石川選手の力を発揮できたのではないのかと思います。

きっとその中には、指導者やその他の方々の関わりがあったからこそだと思います。

能力を高めることは大切なことです。

でも、それと同時にその選手の抱える弊害に目を向けて
それを減らすことも成果に大きくつながると考えます。

あなたの選手にとって弊害になるものはなんですか?

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投稿者: 谷田部 貴寛

私は、科学的コミュニケーションの専門家。スポーツコミュニケーションコーチです。 スポーツに関わる全ての人が、感情を揺さぶり主体的に行動・プレーをする土台を作り、プレーする楽しさを存分に味わう環境を提供します。 コミュニケーションというと、一番に連想されるのが『言葉』です。 人は言葉を使ってさまざまな情報を交換して生きています。それは、日々のあいさつから、感謝を伝える言葉、何かを訊ねるときのしつもん、さまざまな言葉を用いています。 でも、言葉は、『言霊』とも言われています。 言霊には、こんな意味があります。 〜その言葉が魂を持ち、その言葉がきっかけで、現実に何かしらの影響を与えること〜 あなたが普段何気なく使っている言葉が、意識を変え、意識が行動を変え、結果となって返ってくるのです。 それをスポーツ指導者を通して、子供達にお伝えしていくことが僕のミッションです!

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