401.過去、指摘マンの僕

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こんにちは。

谷田部です。

サッカーの試合でよく見かける光景・・・

選手がミスしたときに、

「何やってんだ!」

「なんでそんなプレーするんだ!!」

ベンチから指導者のミスの指摘、ダメ出しが入ります。

選手の表情は、曇り固まり・・・

次のプレーへの恐れを誘発し・・・

そんな指摘が続くと・・・
また同じような状況でミスが起こり、

「何回同じことするんだ!」

・・・

・・・

・・・

そして、交代・・・

選手はうなだれながらコートを後に、、、

こんな光景を見かけることがあります。

さて、同じようなミスがなぜ起こるのでしょうか?

ミスの指摘・ダメ出しには、4つの弊害があると言われています。

⑴エラー検出機能の低下

これは、自分が何を間違えているのかが、わからなくなってしまうこと

⑵言語理解の低下

これは、自分が何を言われているのか、わからなくなってしまうこと

⑶未来予測機能の低下

これは、次に何が起こりそうか、予測ができなくなってしまうこと

⑷強化学習機能の低下

これは、何かプレーしたことから結果どうなるか、学べなくなってしまうこと

これらの弊害があることで、同じようなミスが起きてしまうのです。

どうですか!?

普段、選手に考えてプレーしなさいと言っているのに、
指導者自身が考える機能を低下させているとしたら・・・!?

また、これは自分自身へのミスの指摘・ダメ出しも影響します。

もし、ダメ出しがなかったとしても、自分で自分をダメ出しすることで同じような弊害は起こります。

つまり、ミスへの指摘やダメ出しは、問題の解決には遠回りになっているのです。

それどころか考える力を著しく低下させることにつかながるのです。

言葉は伝わっているようで、伝わりづらい面があります。

本当は、ダメ出しをしたかったのでしょうか?

いや、きっと違いますよね!

少し僕の話を・・・
以前の僕は、ミスの指摘をする『指摘マン』でした。
(最悪の指導者だったんです・・・)

自分の思ったプレーをしなければ怒鳴り散らし、

選手の人格を否定していました、、、

本っ当に恥ずかしい記憶です・・・

でも、本当にやりたかったことは、選手のミスの指摘じゃない、、、

『選手を上手くさせたかったのです!』

そしたら、本当にやりたかったことを実践するだけです!

選手の見えていない部分に気づいて、そこにフォーカスさせるのです!

質問を使ってアプローチしたり、

知識がなければ教えたり、

そうすることが指導者の本来のあり方だったと気づいたのです。

本当はそうすることが良いと分かっているけど・・・

つい原因に目が行ってしまうと・・・

本来の目的を忘れ、使う言葉がおかしくなってしまうのです。

原因ではなく、本来の目的に目を向けることで、本来の自分に気づくことができますよ!

あなたは選手を指導する本来の目的はなんですか??

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投稿者: 谷田部 貴寛

私は、科学的コミュニケーションの専門家。スポーツコミュニケーションコーチです。 スポーツに関わる全ての人が、感情を揺さぶり主体的に行動・プレーをする土台を作り、プレーする楽しさを存分に味わう環境を提供します。 コミュニケーションというと、一番に連想されるのが『言葉』です。 人は言葉を使ってさまざまな情報を交換して生きています。それは、日々のあいさつから、感謝を伝える言葉、何かを訊ねるときのしつもん、さまざまな言葉を用いています。 でも、言葉は、『言霊』とも言われています。 言霊には、こんな意味があります。 〜その言葉が魂を持ち、その言葉がきっかけで、現実に何かしらの影響を与えること〜 あなたが普段何気なく使っている言葉が、意識を変え、意識が行動を変え、結果となって返ってくるのです。 それをスポーツ指導者を通して、子供達にお伝えしていくことが僕のミッションです!

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