357.言葉のズレを合わせる

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こんにちは。

谷田部です。

言葉って伝えたいことを
全部は伝えてはくれないんです。

「もっとコートを大きく使おう!」

「しっかり相手をマークしよう!」

などなど

この指示の中には、抽象的な部分があります。

「大きく」

「しっかり」

それらは、指導者の頭の中には、鮮明にイメージがありますが、
選手の中には同じイメージがあるかというと
そうではないですよね・・・

指導者と選手にイメージのズレがあると
良いパフォーマンスは発揮されません。

お互いにストレスを抱えて、

さらにイメージのすり合わせが必要になります。

ジャイアンツの投手コーチになった桑田真澄コーチが
現在キャンプ中に若手投手の指導に当たっているという記事を見つけました。

10球連続で短い間隔で投げて、制球力を磨くインターバルピッチングを指導

そんな風に書いてありました。

桑田コーチの指導を受けた選手はこんなインタビューを残していました。

「クイックという言葉にとらわれないようにという話。
 言語化して伝えていただいたのでかみ砕きやすくて、整理がつきやすかったです」

「『30球、俺にくれ』と言われました。
 その時の自分の能力を確認するには、すごくいい練習だと思うので続けていきたい」

このインタビューから読み取れることは、

言語化

丁寧さ

信頼

親密

尊敬

分かりやすさ

対等

そんな言葉を、僕は読み取りました。

さて、
使う言葉を合わせることは大切です!

選手は、最短最速で自分のゴールや目標に辿り着きたいと思っています。

もちろん指導者だってそのために働くはずです。

でも、人間にはそれぞれの捉え方が存在するため
ズレが生まれます。

桑田コーチは、そういったズレを生むことなく、
さらに選手にモチベーションを上げた状態で練習を終えることが
インタビューから伺えました!

こんな状態を続けていくことができたら
選手の目標達成はどうなると思いますか?

より早くなりそうですよね!

もし、自分の言いたいことや伝えたいことが
うまく伝達できていないと感じていたら・・・

自分の取り扱っている言葉が
選手にどのように伝わっているかを検証してみませんか!?

あなたのイメージとかけ離れたイメージを持っていたら
伝わるはずのものも伝わりません。

お互いにもったいない時間だけが経過してしまいます。

そんな部分をこれから一緒に学んでみませんか!?

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投稿者: 谷田部 貴寛

私は、科学的コミュニケーションの専門家。スポーツコミュニケーションコーチです。 スポーツに関わる全ての人が、感情を揺さぶり主体的に行動・プレーをする土台を作り、プレーする楽しさを存分に味わう環境を提供します。 コミュニケーションというと、一番に連想されるのが『言葉』です。 人は言葉を使ってさまざまな情報を交換して生きています。それは、日々のあいさつから、感謝を伝える言葉、何かを訊ねるときのしつもん、さまざまな言葉を用いています。 でも、言葉は、『言霊』とも言われています。 言霊には、こんな意味があります。 〜その言葉が魂を持ち、その言葉がきっかけで、現実に何かしらの影響を与えること〜 あなたが普段何気なく使っている言葉が、意識を変え、意識が行動を変え、結果となって返ってくるのです。 それをスポーツ指導者を通して、子供達にお伝えしていくことが僕のミッションです!

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